仕事の効率が落ちるのはキライなあの人のせい?自分の弱さのせい?

思った通りに仕事がはかどらない時って、イライラしますよね。仕事が進まず、残業続きで体を休めるヒマもなくなり、休日に気分転換もできず、さらにイライラ、という悪循環にはまってしまうと余計つらいです。

イライラが募ると、仕事にもやる気が出なくて投げやりになってしまうもの。周りからも信頼されなくなる、と焦ってしまえば余計にミスが増える。どうしてこんな状態になっちゃうの!?

もしかして、ヤツのせいかも・・・。いつも厭味ったらしいえこひいきの上司のせい。それとも、仕事を進めたい時にペラペラ話しかけてくる空気の読めない先輩のせい。仕事の引継ぎがちっともうまくいかない、要領悪い後輩のせい!

一人で仕事をしているわけではない以上、周りの上司や同僚のせいで足を引っ張られることはあるでしょう。しかし、あなたの心の中では、もう一人の自分がささやいているはずです。「他人のせいにして逃げてるだけじゃないの?自分が仕事できないことを認めたくないんじゃないの?」

そんなふうに悩むあなたは、相当な、大真面目な人です。なかなかそこまで考え込めるものではありません。まずは自分を誇りに思ってください。というのも、ふつうは、他人のせいにするからです。さらに言えば、仕事の効率が悪いということでそこまで悩みません。

イヤな人、あまり自分と合わない人が職場にいるのは当たり前です。自分の仕事のスタイルと合わないのだから、当然、足を引っ張られると感じることもあるでしょう。あなたの仕事の効率が悪くなるのも、周りの人の影響が必ずあります。

ですが、あなたはそのことを100パーセントは認めずに、他人のせいにするなんて自分が弱いからだ、と思います。そう思えるのは、強い人です。ほとんどの人はそこまで自分に厳しくできません。

そもそも、仕事に対するモチベーションが高いからこそ、仕事の効率が悪いことにイライラするのです。お給料はそこまで変わらないしのんびりやろう、と思って仕事している人の方が世間一般では多い中、あなたは本当に立派です。

そのような真面目で、もっと言えば完璧主義のあなたは、周りから親しみやすいと思われないことも多々あるかもしれません。あなたは“カッコよすぎる”からです。それによって、人間関係が少しうまくいかないこともあるかもしれません。

優れたあなたにできることは、まず、自分を責めないことです。自分を責めるとどんどんマイナス思考になっていきます。仕事の効率が上がるわけもありません。真面目な自分に誇りを持ちましょう。

その上で、できれば、あなたの仕事の効率が上がるように、周りにフォローしてもらえるとよいですね。上手にフォローしてもらうには、甘え上手になることです。自分ですべてやろうとするとやり切れずに効率が落ちます。だから、気持ちよく周りに手伝ってもらえるような環境をあなたが進んで作れるとよいですね。

自分に厳しいあなたなら、周りにはきっと優しくできるはず。いきなりは難しくても、キライな人にも優しくする器の広さを手に入れることができるでしょう。そう思って仕事に向き合うだけで、肩の力が抜けてきませんか。