上司が自分だけに冷たい気がして辛い。どう考えたらいい?

上司にセクハラされたり過度にからかわれたりするのもイヤだけれど、冷たくあしらわれているんじゃないか?と感じるのも、もしかしたらもっとキツイかもしれません。

周りの同期や後輩には優しく親切なのに、私のことはキライなの?と感じた場合。仕事に行くのが辛くなり、職場でも常にビクビクしてしまうことも。どう考えればいいのでしょうか。ふたつの場合に分けて、対処法を探してみましょう。

①考えすぎの場合

単純に、考えすぎている場合もじゅうぶんにあり得ます。あなたは、「自分はどう思われているのだろう?」と、意識しすぎてしまい、周りと比べてしまう傾向がありませんか?

意識すればするほど、なんとなく冷たくされているのではないか、と感じてしまうのは当然のことです。意識してしまうのは、上司に好かれたいという願望があるということの表れです。自分はこんなに頑張っているのだから認められたい。仕事がきちんとできているか不安だから評価してほしい。このような思いが裏にあるので、上司を過度に頼っているのかもしれません。

実際、人は他人のことをよく見ているようで見ていません。人の気持ちを考えているようで、ほとんど考えていないものです。「この人、今どう考えているのだろう?」と、気持ちを読もうとしすぎると、疲弊してしまいます。「考えすぎかもしれない」と、ふっと肩の力を抜いて眺めてみると、意外と上司はあなたにも周りにも平等に接しているかもしれません。

②本当に冷たくされている場合

上司も人です。好き・嫌いがあり、その日の気分もあります。本当に冷たくされてしまうということもあるでしょう。そうであれば、あなたが原因の場合と、上司が原因の場合とどちらなのか探る必要があります。

あなたが原因の場合は、あなたの仕事に問題があるのかもしれません。上司が望んでいるようなスピードで仕事ができない。ミスが多い。仕事を失敗した時につい言い訳がましくしてしまう。このような部下に対しては、上司も人間ですのでイライラしてしまうこともあるでしょう。

上司に気に入られるようになるためには、出来る限り素直になることが大切です。もっと仕事ができるようになりたい、という意思を伝えれば、それだけでも、あなたの株はとても上がることでしょう。やる気のある部下を嫌う上司はいません。

一方、上司が原因の場合もあります。気分屋で、えこひいきするタイプの上司であれば、あなたがいくら頑張っても、好みに合わないとかいうワガママであなたに冷たくすることもあり得ます。

これは、上司が悪いので、残念ながらあなたができることはあまりありません。できることといえば、出来の悪い上司と割り切って、自分の仕事を精一杯こなすことです。また、余裕があれば、出来る限り上司を誉めることもオススメです。見え透いたお世辞であっても、誉められて悪い気のする人はいません。誉められれば、あなたのことをひいきにし始める可能性大です。