誰しも、怒られるのはイヤなもの。怒られると一日中引きずってしまい、仕事がまったくうまくいかない・・・なんてこともよくあることですよね。
嫌われる上司の代表格のひとつ、イライラ上司。すぐに怒鳴り散らす、つねにイライラオーラがMAXの上司は、できればその被害にあわずに一日を終わらせたいもの。
ちょっとでもうっかりミスをすると、すぐに大きな声で叱り飛ばされる。そんな上司のために、うつ気味になってしまう。さらに、周りを見ると、どうも自分だけが怒られているような気がする!
もしかして、ミスを叱られているのではなく、私がキライで怒ってるの?・・・と、そのように思わせるのがこのタイプの上司。
ヒステリーとも言いますが、すぐに感情的になってしまうのが、このタイプの嫌われポイントなのです。
さて、このようなイライラ上司には、どのように接すればよいのでしょうか。
本当に仕事ができて力のある上司なら、ミスを叱ったり指摘したりする時にイライラした様子は見せません。あくまで冷静に、何が悪かったのか、どう気をつけたらよいのか、教えてくれることでしょう。
仕事ができる上司は、ミスを、部下を育てるチャンスだと捉えるからです。ところが、感情的なイライラ上司は、怒鳴り散らすことで部下を育てようとは思っていません。
よしんば思っていたとしても、感情にまかせて怒鳴ることで若者が育つことはない、ということがわかっていない時点で残念な上司といえます。
ですから、まずは、残念で能力のない上司だ、と割り切ってしまいましょう。その上で、このイライラの被害にできるだけ遭わないように対策を打ちましょう。
仕事でミスしないようにするのは当然ではありますが、人間は間違える生き物。どう気を付けても、ミスはする時はしてしまうものです。もしミスしてしまい、またイライラと怒鳴られた時は、どうしたらいいのでしょうか。
「とにかく謝り、そして誉める!」これが、その場をうまくおさめ、さらにはその上司に好かれるコツです。イライラ上司は、コントロールできない感情のまま、まるで雨嵐のように怒ってしまいます。それが治まるまでただやり過ごすしかありません。口答えなどしたら逆効果!怒りは倍増します。
とにかく怒らせて、発散させること。そのあと、多少大げさに誉めることが大事です。嫌いな上司を誉めるなんて無理!と思ってしまうかもしれませんが、そこはまるで俳優になったような気持ちで上手を取り楽しんでしまいましょう。
とはいえ、誉めるところを見つけるのは難しいですよね。たとえば、こんな誉め方はどうですか?「叱ってくれてありがとうございます!」「さすが○○さんです。目が覚めました。」「しっかり教えて頂いたので、もうミスをしなくて済みます。ありがとうございます。」
歯が浮くような台詞かもしれませんが、イライラ上司には効果てきめんなはず。イライラ上司は、とにかく部下のためには怒った方がいいのだ、と勘違いしていますし、怒りという負のエネルギーに包まれています。あなたが誉めることで、そのプライドは満たされ、負のエネルギーは中和されるのです。
それを繰り返すことができれば、あなたは上司のお気に入りになってしまうかも。このタイプの上司はひいきもしがちなので、あなたがお気に入りになれば、イライラ怒られることは減るはずです。