「失敗→見下される→萎縮する→失敗」の悪循環から逃れるコツ

「わっ!またやっちゃった・・・!」仕事を失敗してしまった。しかも、よりによって、あのこわ~いチーフに頼まれた仕事・・・!!

その時、あなたの頭の中では、これから起こる恐怖が瞬時にぐるぐると巡ることでしょう。この失敗のせいで、上司にはカンカンに怒られ、周りからは白い眼で見られ、評価は下がり、職場に居づらくなって・・・。こんなことでは、仕事にやる気が出なくなって、また失敗してしまう。この悪循環、どうにかならないかなあ・・・。もう転職するしかないかもしれない。

本来、好きで始めたはずの仕事を、ミスのせいで辞めなければならないのは悲しいですよね。そこまで落ち込んでしまう前に、前向きに考えてみましょう。「猿も木から落ちる」と言いますが、どんなに優れた人でも失敗はするものです。問題は、その失敗のせいで悪循環に陥ってしまうことなのです。

さて、この悪循環をどこかでストップさせるには、どうしたらよいのでしょうか。

●失敗しても見下されないようにする

もともと、見下される人・ナメられてしまいがちな人というのは、仕事を失敗しようとしなかろうと、そう扱われがちなのが悩ましいものです。お人好しでからかわれやすいタイプの方は、親しみやすい一方で、少し甘く見られることもあるんですよね。

そんな自分がイヤだ!と思ったら、自己主張をはっきりする人になりましょう。お人好しな性格はなかなか変えられるものではありませんが、自分はこれだけは譲れない!と誇りに思っていることは絶対に退かないようにするだけで、一目置かれるはずです。失敗したとしても、全力でやった!と言えるくらい、仕事に全力投球できれば素敵ですよね。

●萎縮しないようにする

あなたがもし本気で仕事をしているのだとすれば、失敗してもそれは「失敗は成功の基」に変えられるはず。何度も言いますが、失敗は誰もがするものです。その失敗をバネに、より良い仕事ができるか、萎縮してしまい落ち込んでいく一方か、どちらが良いかというと一目瞭然ですよね。

萎縮しないようにするためには、失敗を成功のもとと考えることです。その失敗が小さなものでも大きなものでも、次の経験に生かせることは変わりありません。究極的に言えば、失敗をどのように活かすか考えるだけでも、あなたの精神は鍛えられます。

●失敗を繰り返さないようにするためには

基本的なことではありますが、失敗しないようにするためには、その失敗の原因をきっちり把握することが大切です。失敗を繰り返す人は、その原因をしっかり分析せずに、ただ感情的に落ち込んで終わってしまうことが多いです。失敗を成功のもとにさせるためにはそれではいけません。

仕事の順番のせいかもしれないし、プライベートを含めたスケジュール管理の甘さかもしれない。もしかしたら人間関係を悪くさせるような態度をどこかで取っていないだろうか。などなど、色々な角度から考えてみましょう。自分のふるまいを確かめることは、あなたの人生をより良くさせる方法のひとつです。