嫌いな人がいるという理由で仕事を辞めるなんてアリ?

誰にでも、仕事に行きたくない朝はあるもの。でも、毎日毎日そうだと、本当にしんどくなってしまいますよね。いっそのこと、やめちゃおうか、と思わない日はない、なんて方も少なくないかもしれません。

あなたが職場に行きたくない原因はなんですか?仕事が自分に合っていないと思うからですか?仕事の中身は好きだけど、あまりにも嫌いでどうしようもない人が職場にいる、という理由だった場合。そんなことで仕事を辞めてもいいのか、悩んでしまうかもしれません。

仕事を辞めるというのはかなりのリスクが伴うものです。毎日働きながら転職活動をしなければならないかもしれない。失業保険をもらいながらやるにしても、転職が成功するとは限らない。いつまたお給料をもらえるかはっきりと決まるものでもない。

もちろん、メリットもたくさんある転職ですが、このようにリスクもあります。さらに、マイナスな理由と気分で仕事を辞めると、それをいつまでも引きずってしまうおそれもあるもの。仕事をどうしても辞めなければならないなら、前向きに辞めるほうが未来につながります。

さて、本題に戻りましょう。嫌いな人がいるという理由で仕事を辞めるのは、次の仕事に繋がる前向きな理由でしょうか、そうではない理由でしょうか。

前向きになることもあれば、そうではないこともあることでしょう。たとえば、生理的にイヤな上司がいるとか、イヤな仕事をいつも押し付けられるとか、そういったことが中心であれば、もしかするとあなたは前向きではない転職を繰り返すことになるかもしれません。

どの職場にも、イヤな仕事を押し付けてくる人はいるからです。失礼な言動を繰り返す人もいれば、セクハラまがいの上司もいます。そのたびに転職を考えているわけにもいきませんよね。

嫌いな人・ウマが合わない人は、必ずどこのグループにもいるものです。人は人なしでは生きていけない以上、それは付きまといます。転職さえすればこのイライラはすべてスッキリ解決する、と思っていたら、後で痛い目にあう可能性大です。

一方、あらゆる努力を重ねたけれど、どうしても人間関係がうまくいかない、という場合、また、他にやりたい仕事が見つかった場合、その転職は前向きなものになるでしょう。努力をやりきったという潔さがありますし、仕事に対しても希望があるからです。

嫌いな人に対して、その人とうまくいく方法や、うまくいかなくともあなたのイライラが軽減される方法はいくつかあります。このブログ内でもご紹介しています。また、本を読んで世界を広げることや、仕事以外の趣味を見つけるのもよいでしょう。

それらを試した上で、それでもダメだった場合、人間関係のせいで転職するのは決してダメなことではありません。さらに、あなたの重ねてきた努力や苦労はあなたの中に生きています。嫌いな人のおかげで、あなたの人間としての幅が広がったと考えれば、前向きな転職を目指すことができます。